復職・就職を支援し、リワーク事業を展開する株式会社Rodina(本社:広島県広島市、代表取締役:山田 康輔)は、メンタルヘルスの不調から休職した経験のある方100 名を対象とし、復職にあたっての心境に関する調査を実施いたしました。
メンタルヘルスの不調から休職した経験のある方を対象に、メンタルヘルスの不調に気づいた「最初のきっかけ」について聞いたところ、「食欲や睡眠が不安定になった(60.4%)」「朝起きられなくなった(51.5%)」などの回答が多く、身体症状をきっかけにメンタルヘルスの不調に気づいた方が多くいることがわかりました。
また、約4人に1人が「周囲からの指摘(22.8%)」と回答しており、自覚したわけではなく、周囲の気づきや声掛けからメンタルヘルスの不調に気づいた方も一定数いることがわかりました。
休職を決めたときの感情について聞いたところ、「不安(65.3%)」「後ろめたさ(46.5%)」などの回答が上位となりました。休職は心身の回復のための前向きなステップですが、社会的な後ろめたさや孤立感が存在していることがうかがえる結果となりました。
一方で「安堵(30.7%)」や「希望(10.9%)」といったポジティブな感情も一定数あり、休職が苦渋の決断であると同時に、新たな回復の一歩として捉えられています。
次に、「復職」という言葉から連想されるイメージについて聞いたところ、「不安との闘い(59.4%)」「社会との再接続(47.5%)」などの回答が上位となりました。
また、「リスクや不安(28.7%)」「前向きなチャレンジ(22.8%)」という結果より、ポジティブ・ネガティブな考え方が近い割合となったことから、復職が単に業務を再開することではなく、自信の再構築や人間関係の再調整など多層的な意味合いを持つことがうかがえます。
復職時にもっとも不安だったことについて聞いたところ、「周囲の目・評価(36.6%)」がもっとも多く、「業務についていけるか(26.8%)」を上回る結果となりました。復職時の不安の多くは自身の業務内容に関する問題よりも、人間関係や周囲の視線が懸念点となっていることがわかりました。
その他、「自己肯定感の低下(17.8%)」「再発のリスク(17.8%)」が同じ割合となりました。
休職をするわけではなく、働きながら心身を回復させていくことは可能だと思うかを聞いたところ、「条件が整えば可能だと思う(61.4%)」と回答した方が過半数を超えた一方、「十分に可能だと思う(19.8%)」「難しいと思う(18.8%)」が拮抗する結果となりました。この結果から、心身を回復しながらの就労が「理論上は可能」だと理解されつつも、現実にはそのための職場環境が十分に整っていないと感じている人が多いことがうかがえます。
今回の調査では、復職が単に業務を再開することではなく、自信の再構築や人間関係の再調整など多層的な意味合いを持つことがうかがえる結果となりました。メンタルヘルスの不調に気づいたきっかけは、日常生活に影響を及ぼす症状が多く挙がったことから、メンタルヘルスの不調は心だけにとどまらず、体と行動を通して表れることが多いことが明らかとなりました。
また休職については不安を感じる方が多い一方、一定数ポジティブな感情を持った方もいることから、難しい決断であると同時に、「前向きなチャレンジ」「心身の回復への一歩」として休職を受け入れる人もいることがわかりました。一方、働きながら心身を回復することは可能だと回答した方は少なく、職場の柔軟性や支援体制、理解ある上司の存在など、条件が整ってはじめて働きながらの回復が可能であることがわかりました。
今後も弊社では、復職や就職に向けた支援をおこなう「リワーク」が当たり前に認知・活用され、一人でも多くの方が最適なリワークを受けることができる社会を作ってまいります。