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お知らせ2025.04.24

リワーク支援×労務知識で人事部の課題を解決。社会保険労務士法人クラシコと協業のお知らせ

社会保険労務士法人クラシコとRodinaは、2025年3月1日より提携リワーク機関として協業体制を結んだことをお知らせいたします。人事労務の専門家である社会保険労務士法人クラシコと協業することにより、メンタルヘルスの課題を持つ従業員と、課題解決に取り組む人事担当者への支援の充実を目指します。

協業を結んだ背景

近年、仕事による心理的ストレスを抱える従業員は増加の一途をたどっており、精神障害による労災補償の支給決定件数は令和5年度に883件と過去最多となりました。

2024年10月より全事業所に義務が課されたストレスチェックテストでは、約14.9%の社会人が高いストレスを抱えているというデータもあります。そのような課題を抱える企業では人事部の担当者が個別支援まで担っているケースも多く、現場に大きな負担がかかっているのが現状です。

(1)ストレスチェックテストで高ストレスと判定された割合
(2)精神障害による労災の請求件数

参考:令和5年度「過労死等の労災補償状況」を公表します_厚生労働省
参考:全衛連ストレスチェックサービス実施結果報告書_公益社団法人全国労働衛生団体連合会

社会保険労務士法人クラシコが受ける労務相談でも従業員のメンタルヘルスに関する内容が増えています。

【実際に寄せられた企業からの労務相談事例】

  • 休職している従業員へのアプローチ方法がわからない
  • 復職の判断基準がなく困っている
  • 従業員本人や主治医は復職可と判断しているが、信用できるか不安

このような相談に対し、「人の専門家」としての責務を果たすためにより踏み込んだ対応が求められるようになっていましたが、顧問社労士として法律面のサポートはできてもリワークや社会復帰までの個別支援は難しいという現状がありました。

協業体制について

協業することにより、上記の課題解決に向けた大きな前進となります。

1.従業員の復職支援の強化

社会保険労務士法人クラシコの顧問先企業から、従業員のメンタルヘルスやリワークに関する相談があった際に、Rodinaの提供する支援事業と適切につなげることで、法律面だけでなく、実際の復職支援まで一貫したサポートが可能になります。

2.企業の労働環境改善への貢献

Rodinaは社会保険労務士法人クラシコから休職規程の作成や、メンタルヘルスの課題を生まないような職場環境づくりのアドバイスをいただきます。

【アドバイスの例】

  • 休職の適用条件について
  • 休職事由の規定について
  • 休職期間中の状況確認や賃貸などの取扱いについて

提携リワーク機関活用のメリット

従業員はRodinaと直接の利用契約を結び、医療機関への通院同行などの支援を受けるため企業の費用負担はありません。企業側としてはコストと人事担当者の負担の両方を削減できるだけではなく、再休職や離職の防止や、復職後の定着率の向上も期待できます。

リワークなしで復職した方の再休職リスクは6.21倍といわれていること、また健康経営優良法人認定項目要件にも”リワークプログラムの必要性”が明記されていることなどから、有用性は明確です。
リワーク機関の活用は、企業と従業員の両方に大きなメリットがあると考えております。

今後の展望

今回の協業を通じて、社会保険労務士法人クラシコの法律面のアドバイスとRodinaが提供するリワーク支援事業を融合させ、企業が抱えるメンタルヘルスの課題に対して、より実効性の高い支援を提供していきます。
また企業内で人事・労務を担う方々へのサポートを強化し、二社共通の願いでもある「ひとりでも多くのビジネスマンが自分らしく働ける世界」を実現することを目指し、ともに成長を続けます。

社会保険労務士法人クラシコ

成長企業の人事・労務管理に精通し、高度な労務支援を提供している社会保険労務士法人。法改正対応や職場環境の整備の支援を通じて、多くの顧問先の持続的成長に貢献してきた。
実務目線での分かりやすいアドバイスと、IPO支援や内部体制整備などの高度な労務コンサルティングを強みとしている。