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メンタルヘルスの不調により休職した際、専門家のサポートを希望する人は「6割以上」
～仕事のなかでストレスを感じることは「社内の人間関係」が最多に～

復職・就職を支援し、リワーク事業を展開する株式会社Rodina（本社：広島県広島市、代表取締役：山田 康輔）は、全国の20〜60歳の会社員100 名を対象とし、メンタルヘルスと休職に関する実態調査を実施いたしました。

調査結果サマリー

調査概要

調査詳細

Q.メンタルヘルスの不調についてお聞きします。

企業に所属する全国の20〜60歳を対象に、メンタルヘルスの不調から休職した経験の有無について聞いたところ、16%の方が「ある」と回答しました。合わせて、「リワーク」という言葉を知っているかを確認したところ、17%の方が「知っている」と回答しました。
大企業の場合は、休職や復職に向けての制度が比較的整備されている一方、中小企業では、職場の人数自体が少ないため休職がしづらく、復職制度が整備されていないことが多く、メンタルヘルス不調者がそのまま退職を選ぶことも多いのが現状です。メンタルヘルス不調や休職は身近にある労働問題であるなか、復職や就職に向けた支援をおこなう「リワーク」の認知度は高くないことがうかがえる結果となりました。

Q.あなたは「復職支援」を受けた経験はありますか？

メンタルヘルスの不調から休職した経験がある方に、「復職支援」を受けた経験について聞いたところ、「ある」と回答した方は25％でした。
厚生労働省の研究班調査結果によると、うつ病で休職した社員のうち47.1%が5年以内に再発することがわかっています。そのため、メンタルヘルスの不調から休職した場合は、復職や就職に向け、自分自身に合った復職支援を受けることが大切であると考えています。

Q.あなたが仕事のなかで、ストレスに感じることを教えてください。

仕事のなかでストレスに感じることについて聞いたところ、「社内の人間関係（59％）」と回答した方がもっとも多い結果となりました。次いで、「業務過多（27％）」「自己成長を感じられない（23％）」も多い結果となりました。

Q.今後、もしあなたが休職した場合、どのようなサポートがあれば嬉しいですか？

休職した際に受けたいサポートを聞いたところ、「専門家による定期的な面談（41%）」がもっとも多い回答となり、「生活リズムの改善指導（37%）」「メンタルヘルス不調の再発防止プログラム（28%）」も多い結果となりました。
弊社の提供するリワークは、健康的な生活習慣に向けた支援から、これまでの生活や人間関係、仕事のなかでの考え方や言動、行動の振り返りなど、これからのキャリアや働き方・生き方をともに考えるリスタートプログラムを提供しています。働くための前段階に必要となる生活リズムの安定、栄養や服薬管理といった生活基盤をベースとし、質の高い生活支援をおこなうことを主たる目的としています。

Q.今後、もしあなたがメンタルヘルスの不調により休職した際、専門家からのサポートを受けたいと思いますか？

今後、メンタルヘルスの不調により休職した際、専門家からのサポートを受けたいと思うか聞いたところ、6割以上の方が「受けたいと思う」と回答しました。
世の中にはさまざまなリワークが存在しており、地域障害者職業センターがおこなう「職リハリワーク」、医療機関がおこなう「医療リワーク」、企業が社内で独自におこなう「職場リワーク」、民間企業や社会福祉法人などがおこなう「福祉リワーク」などがあります。各リワークそれぞれに強みがあることから、当事者の方に合ったリワークを選択することが可能です。

調査結果のまとめ

今回の調査では、復職支援を受けたいと思う方は多いものの、「リワーク」という言葉の認知度や、実際に復職支援を受けた経験のある方は少ないことが明らかになりました。昨今、メンタルヘルスの不調により休職となる方々は増え続けていることから、「リワーク」を広めることで、休職者の方の意思で自己選択できるリワークが当たり前の世の中になることを目指しています。

Rodinaは全国45事業所以上展開しており、2023年度は相談数7,000件以上、累計の復職・就職者数は1,830名を超えています。また、精神保健福祉士や公認心理師、臨床心理士などの国家資格を有したスタッフが全体の約70%いることも強みの一つです。今後も弊社では、リワークが当たり前に認知・活用され、一人でも多くの方が最適なリワークを受けることができる社会を作ってまいります。